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大学の卒業を控え、就職先で悩んでいたり、自分に何が向いているかわからない、採用面接が苦手、就職先を探す基準が分からない、などと悩んでいる人は多いでしょう。
また、大学を出て就職はしてみたものの、就職した会社に合わない、今の仕事が向いていない、ということで辞めるかどうか迷っていたり、既に辞めてしまった人もいるでしょう。
一方で、これまで日本の多くの企業は、就業規則や社内規定において副業(ダブルワーク)を認めないことを掲げてきました。
ところが、2016年9月に始まった安部首相自らが議長となって取り組む「働き方改革実現会議」の「働き方改革実行計画」において、「副業・兼業の推進に向けたガイドライン等の策定」を行い、副業・兼業の普及促進を公表したことで、副業解禁とする企業も出てきました。
さらに、いままで解雇をあまり積極的に行って来なかった日本の企業において、45歳以上の社員を解雇する企業が出てきてニュースとなっています。
Yahoo!ニュース:45歳以上はクビ!? NEC、富士通、コカ・コーラetc.でリストラが進行中
このように、今や大手企業のサラリーマンであっても安閑としていられない時代がやってきています。
そういった時代において求められるのは、会社に頼らなくても自分で生きていくことができる「手に職」を付けることです。
「手に職」と普通の「職業」との違い
では、「手に職」と普通の「職業」の違いは何でしょうか?
多くの人は会社員として企業に勤め、営業や経理、総務、販売、接客などの業務に携わっています。
こういった人が自分の「職業」を他人に話す際に多いのが、「○○会社で働いています。」「△△会社で経理をしています。」というように、「企業名」や実際にやっている「職種」が出てくることが多いと思います。
もちろん、こういったサラリーマンの仕事も極めれば立派な「手に職」になるのですが、「職種」というのは分類ができるぐらい非常に数多くの人が就いている仕事内容であり、習得したスキルもその企業でしか役に立たない事が多いです。
例えば営業という仕事は、自社の製品やサービスを売る為に、その商品やサービスの知識や販売方法を徹底的に学ぶことでクライアントの信頼を得ることができ、販売に繋げることができます。
しかし、その身につけた知識や能力は、勤めている会社や同じ業界の営業という仕事でしか発揮できませんし、新入社員や中途入社の社員でもすぐに現場に出ている事からわかるように、入社前に特別な知識を必要としていないケースが大半です。
特に日本の会社においては、総合職と呼ばれて入社してきた人材は、ジョブローテーションなどで様々な部署を経験するのが出世の早道と考えられたぐらい、一つの仕事に特化するスペシャリストではなく、色々な業務を理解するゼネラリストを求めてきました。
そのため、マーケティングや情報システム、MDといった限られた職種を除けば、単なる「職業」であって「手に職」とは呼べません。
一方、「手に職」として考えられる仕事とは、医師、弁護士、タレント、通訳、歌手、パイロット、ライター、プログラマーというように、そのスキルを持つ事で一つの会社に依存せず、どこでも働けるような仕事です。
このように、企業に縛られずに生きていける仕事が「手に職」なのです。
「手に職」をつける3つの方法
このように「手に職」をつける事は、大変メリットが大きいのですが、既に就職をしている人が「手に職」をつけるのは、時間的に難しいと考えるのが一般的です。
タレントや歌手などは、勉強だけでなくある程度の才能が必要になりますので、ハードルはかなり高いものがあります。
しかし、こういった職を除けば「手に職」を付ける方法としては、大きく以下の3つがあります。
資格を取って「手に職」をつける
「手に職」をつける方法としてはいくつかありますが、最もわかりやすいものが「資格取得」です。
弁護士、会計士、弁理士、税理士、司法書士、宅地建物取引士、美容師、調理師、保育士といった「資格を持っていないと働くことができない職業」が多く存在します。
そのため、まずはこういっった資格を取る事で、資格を持っていない人よりも優位な立場を得る事ができます。
またIT業界におけるSE、プログラマー、デザイナーなどは、資格を持っていなくても働けますが、資格を持っていると就職などで有利になる職業もあります。
このように、資格を取る事で仕事を始められたり、就職において有利になるという職業においては、資格取得は重要なポイントとなります。
経験を積んで「手に職」をつける
資格はなくても経験を積んでその道のプロフェッショナルとなる事で、「手に職」を得る道もあります。
伝統工芸品や家具、左官といった「ものづくりの職人」の多くがこれに該当しますね。
こういった職人の世界では、作り上げるモノ自体の品質が厳しく問われるうえに、「職人歴」が説得力や価値に影響してきます。
積み重ねて経験してきた年数は、どれくらいの期間、その仕事を追求してきたかを判断する分かりやすい尺度だからです。
しかし、これらの世界は門戸も狭く、未経験者は非常に給与も安く、実際に「手に職」が付いて自立できるまでにはかなりの年数を必要とします。
こういった中で、調理師免許については飲食店で2年以上働くだけで受験資格を得られ、調理師免許を取得すれば「手に職」として生かす事ができます。
学校などで学んで「手に職」をつける
学校などで学んで「手に職」を付ける方法もあります。
学校などで学んで「手に職」をつけるものとしては、資格を取る仕事である医師、看護師、税理士、パイロットなどが代表的です。
ただ、医師、看護師、パイロットなどは最低でも数年は学校に通う必要がありますし、パイロットになるために航空大学校に入校する場合だと、大学二年次修了という条件と年齢が25歳未満という条件もあります。
調理師免許は、調理学校に通う必要がありますが、卒業すると無受験で資格取得ができます。
女性に人気の医療事務や調剤事務、介護福祉士といったものは、学校に通う以外にも通信教育で受講することもできます。
習得時間は少しかかりますが、プログラマーやWebデザイナー、HTMLコーダーについても、学校に通う以外にも通信教育で受講することもでき、3ヵ月くらいのコースから用意がされています。
さらに、プログラマーやWebデザイナー、HTMLコーダーといった仕事は、ノートパソコンさえあれば、場所にとらわれずどこでも仕事ができるという大きなメリットがあります。
またプログラミングを学ぶための選択肢が非常に増えていますので、自分のスタイルにあったものを選ぶ事ができます。
「手に職」をつけた後は
資格を取ったり、学校に行って「手に職」をつけた後にしなければいけないのはなんでしょうか?
それは、まず「手に職」を生かして経験を積む、ということと業界情報を集める事です。
そのためには、早めに転職サイトに登録して、人気のある企業や年収、業務内容といった情報収集する事をおすすめします。
転職サイトはいくつ登録しても問題ありませんが、まずは早めにどこかに登録して情報収集を始める事が重要です。
ぜひ、「手に職」をつけて、会社に縛られないで生きられる人生を選びましょう!
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